乾いた路面と凍結が混ざるミックス路面の運転

事故が多いのは真冬ではない。乾いた路面と氷が混ざる季節の運転

冬道が危ないというのは、誰でも知っています。ところが、旭川で事故が多いのは真冬ではありません。11月の初雪のころと、3月の雪解けのころ。つまり、路面が「乾いた場所と凍った場所が混ざっている」時期です。

理由ははっきりしています。真冬は全員が緊張しているからです。逆にこの時期は、「まだ大丈夫」「もう大丈夫」と思っている人が多い。今日は、そのミックス路面の話をします。


ミックス路面とは何か

同じ道のなかで、路面の状態が場所ごとに変わっている状況です。日向は乾いているのに、日陰は凍っている。市街地は濡れているだけなのに、郊外に出たら圧雪になっている。

怖いのは、乾いた路面で出した速度のまま、凍った区間に入ってしまうことです。ブレーキを踏んでも止まらない、ハンドルを切っても曲がらない。これが起きる。


凍りやすい場所は、決まっています

1.橋の上

路面の下が空気なので、地面より早く冷えます。前後の道路が乾いていても、橋の上だけ凍っていることがある。旭川は石狩川、忠別川、牛朱別川と川が多く、橋の数も多い街です。

2.トンネルの出口

トンネル内は乾いていて暖かい。そこから出た瞬間に路面が変わります。しかも視界も明るさも急に変わるので、判断が遅れます。層雲峡方面の国道39号は、トンネルが連続する区間です。

3.日陰のカーブ

山の陰、建物の陰、林の中。一日中日が当たらない場所は、周囲が溶けても凍ったままです。しかもカーブなので、滑ったときに逃げ場がありません。

4.交差点の手前

みんながブレーキを踏む場所は、雪が磨かれて滑りやすくなります。信号のある交差点の停止線手前は、この時期特に注意が必要です。

5.坂道の途中

上りで止まると再発進できないことがあります。下りではブレーキが効きません。坂の手前で速度を落とし、途中で止まらないように走ってください。


ブラックアイスバーンについて

見た目が「濡れているだけ」に見える氷です。黒っぽく光って見えるので、この名前がついています。北海道の運転で最も危険な路面のひとつで、経験者でも見分けられないことがあります。

見分けようとするより、条件で判断してください。気温が0度前後、前日に雨か雪が降った、朝または日没後。この条件が揃ったら、路面が乾いて見えても凍っている前提で走る。それが一番安全です。


この時期の走り方、3つの原則

1.速度を落とす

当たり前ですが、これが一番効きます。冬タイヤを履いていても、氷の上では止まれません。乾いた路面で出せる速度を、そのまま維持しないこと。

2.車間を夏の倍以上取る

制動距離が伸びます。前の車が急に減速したときに、逃げ場を作っておく。詰めても何もいいことはありません。

3.急のつく操作をしない

急ブレーキ、急ハンドル、急加速。すべてがスリップの原因です。ブレーキは早めに、ゆっくり。ハンドルも滑らかに。「操作を1つずつ、間を空けて行う」と覚えてください。


滑ってしまったら

パニックにならないことが最も大事です。原則は3つ。

  • ブレーキを強く踏み続けない。タイヤがロックすると、さらにコントロールを失います
  • ハンドルを大きく切らない。戻ったときの反動で、逆方向にスピンします
  • 行きたい方向を見る。視線が向いた方向に、車は自然と向かおうとします

そして、滑ったあとは必ず安全な場所で一度停まって、呼吸を整えてから走り出してください。動揺したまま運転を続けるのが一番危険です。


レンタカーをご利用の方へ

当店では、気象状況に応じて冬用タイヤ装着車に切り替えています。10月から11月にご利用予定の方は、その時点の装着状況をお問い合わせいただければお伝えします。

冬道の運転経験がない方は、ご予約のときにその旨をお伝えください。出発前に、その日の路面状況と、避けたほうがいい道をご説明します。時期によっては「今日は遠出をしないほうがいい」とお伝えすることもあります。それも仕事のうちだと思っています。

車種としては、市街地中心なら軽(24時間3,700円)でも問題ありませんが、郊外や長距離を走るならコンパクト(24時間4,900円)以上、雪の多い時期はSUV(24時間6,800円)が安心です。


まとめ

旭川で事故が多いのは、真冬ではなく初雪のころと雪解けのころ。路面が混ざっている時期です。凍りやすいのは、橋の上、トンネルの出口、日陰のカーブ、交差点の手前、坂道の途中。この5か所は覚えておいてください。

速度を落とす、車間を倍取る、急のつく操作をしない。この3つを守れば、たいていの場面は乗り切れます。そして「まだ大丈夫」と思ったときこそ、いちばん危ないと思ってください。


ご相談ください

冬の運転に不安があれば、遠慮なくおっしゃってください。出発前に、その日の状況をお伝えします。

お電話は0120-923-634。LINEやウェブのお見積もりフォームからもご相談いただけます。営業時間は9:30〜18:30(受け渡し・ご返却の最終受付は18:00)、毎週火曜が定休日です。いただいたお問い合わせには営業時間内に順次お返事いたしますので、少しお時間をいただくことがあります。旭川市永山二条10丁目1番39号です。

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