凍結したフロントガラスを解かす冬の朝

朝、フロントガラスが凍っていたら。お湯をかけてはいけない理由と正しい解かし方

晩秋の旭川の朝、車に乗ろうとしたらフロントガラスが真っ白に凍っている。11月に入ると、これが当たり前になります。初めての方はたいてい、ここで最初の10分を失います。

窓の凍結は、やり方を知っていれば怖いものではありません。逆に、間違ったやり方をすると車を傷めます。順番に書いておきます。


絶対にやってはいけないこと

お湯をかける

一番やりがちで、一番危ない方法です。冷え切ったガラスに急に熱を加えると、温度差でひびが入ったり割れたりすることがあります。しかも、かけたお湯がすぐに凍って、かえって状況が悪くなることもあります。

ワイパーで削る

凍ったままワイパーを動かすと、ゴムが傷みますし、モーターにも負担がかかります。ワイパーがガラスに貼りついている場合は、無理に動かさないでください。

硬いもので削る

カードや金属のヘラでがりがり削ると、ガラスに細かい傷がつきます。専用のスクレーパーを使ってください。


正しい解かし方

1.エンジンをかけて、デフロスターを入れる

フロントガラスに温風を当てる機能です。エアコンの吹き出し口を窓に向け、温度を高めに。リアガラスの熱線スイッチも入れます。

2.その間に、解氷スプレーとスクレーパー

スプレーを吹きつけると、氷が緩みます。そこをスクレーパーで落とす。デフロスターと並行してやると、5分ほどで視界が確保できます。

3.全面が見えるまで、走り出さない

運転席の前だけ丸く解かして出発する方がいますが、これは危険です。左右の窓とミラー、リアガラスまで見える状態にしてから出てください。


前の晩にできる対策

  • フロントガラスにカバーをかける:専用品がなければ、厚手のシートでも効果があります
  • ワイパーを立てておく:ガラスへの貼りつきを防げます。雪の日は、雪の重みでワイパーが曲がるのも防げます
  • 車を建物の陰や屋根の下に停める:放射冷却の影響が小さくなります

内側が曇るときは

冬は外側の凍結だけでなく、内側の曇りも起きます。人の息や濡れた服の湿気が原因です。エアコンのスイッチを入れて除湿すると早く取れます。冬でもエアコン(A/C)は使って構いません。


レンタカーをご利用の方へ

冬の装備で気になることがあれば、受け渡しのときに遠慮なくお尋ねください。解氷スプレーは、数日以上借りる方は一本持っておくと朝が楽です。ホームセンターやドラッグストアで手に入ります。

早朝に出発する予定がある方は、解かす時間を10〜15分見ておいてください。飛行機の時間がある日は特に。


まとめ

凍ったフロントガラスにお湯は厳禁。デフロスターをつけて、解氷スプレーとスクレーパーで落とす。全面が見えるまで走り出さない。前の晩にワイパーを立てておくと、朝がずいぶん楽になります。


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