北海道を1週間走ると、ガソリン代はいくらかかるのか。旅行の予算を立てるとき、レンタカー代は調べても、燃料代を計算に入れていない方が案外多い。北海道は移動距離が長いので、ここが数万円単位で効いてきます。
実際の走行距離をもとに、車種別にざっくり計算してみます。あわせて、燃料代を減らすために実際に効く走り方も書いておきます。
まず、どれくらい走ることになるのか
旭川を拠点にした場合の、代表的な行程の往復距離です。
- 旭川〜美瑛(往復):約60km
- 旭川〜富良野(往復):約110km
- 旭川〜層雲峡(往復):約130km
- 旭川〜旭岳(往復):約100km
- 旭川〜札幌(往復):約280km
- 旭川〜留萌・オロロンライン(往復):約200km〜
- 旭川〜網走(往復):約440km
- 旭川〜稚内(往復):約500km
旭川を拠点に日帰りで動く旅なら、1日100〜150km、1週間で700〜1,000kmというのが現実的な線です。道内を大きく周遊するなら、1週間で1,500kmを超えることもあります。
車種別・燃料代の目安
実燃費は走り方と道路状況で大きく変わりますが、目安として計算してみます。ここではガソリン1リットル175円と仮定します。実際の価格は時期と地域で変動しますので、あくまで概算です。
1週間で1,000km走った場合
- 軽クラス(実燃費18km/L想定):約56L → 約9,800円
- コンパクト(実燃費18km/L想定):約56L → 約9,800円
- コンパクトミニバン(実燃費15km/L想定):約67L → 約11,700円
- SUV(実燃費13km/L想定):約77L → 約13,500円
- 1BOX(実燃費12km/L想定):約83L → 約14,600円
クラス間の差は、1週間で5,000円弱です。レンタカー料金の差(軽25,740円と1BOX45,540円で約2万円)と比べると、燃料代の差は思ったほど大きくありません。
つまり、「燃費を気にして小さい車にする」より、「人数と荷物に合う車を選んで快適に走る」ほうが、総合的には得なことが多い。無理して詰め込んで疲れるくらいなら、一つ上のクラスにしたほうがいい、というのが正直なところです。
スポーツカーの場合
GRスポーツ3車種はハイオク指定です。実燃費は走り方で大きく変わりますが、10km/L前後を見ておくと安全です。1日300km走ったとすると、燃料代は5,000円台後半といったところ。1日の料金と比べれば、そこまで大きな比率ではありません。
北海道で燃費が良くなる理由、悪くなる理由
良くなる理由:信号が少ない
燃費を最も悪化させるのは、発進と停止の繰り返しです。北海道の郊外は信号が少なく、一定速度で巡航できる時間が長い。カタログ値に近い燃費が出やすい環境です。
悪くなる理由:速度域が高い
流れが速いので、結果的に高い速度で走り続けることになります。空気抵抗は速度の二乗で効いてきますので、ここは燃費に不利です。
悪くなる理由:冬
冬は燃費がはっきり落ちます。暖機、暖房、雪道での抵抗、そして冬タイヤ。夏の2〜3割落ちることも珍しくありません。冬に長距離を走る予定なら、多めに見積もっておいてください。
実際に効く、燃料代の減らし方
市街地で入れる
これが一番効きます。郊外や観光地のスタンドは、市街地より単価が高いことが多い。旭川市街や、ある程度の規模の町で入れるようにしてください。
高速道路上のスタンドは、最後の手段に
数が少なく、単価も高い。一般道に降りられるなら、そちらのほうが安く済みます。
アイドリングを減らす
景色を眺めながらエンジンをかけたまま停まっている時間、意外と長いものです。夏は暑いので難しいところもありますが、意識するだけで違います。
急のつく操作を減らす
急加速と急減速は燃費を確実に悪化させます。北海道は道が広く見通しが利くので、早めに減速して穏やかに走ることが自然にできます。安全にも直結します。
返却前の給油は、店の近くで済ませる
満タン返しですので、返却直前に入れるのが最も無駄がありません。手前で入れて、そこから走ってしまうと、その分がもったいない。
忘れてはいけない、給油できない問題
燃料代の話とは別に、これは繰り返し書いておきます。北海道は市街地を離れると、次のスタンドまで40km、50km空くことがあります。夕方に閉まる店、日曜休みの店も多い。
残り半分を切ったら、次に見つけたスタンドで入れる。安さを求めて走り続けた結果、給油できずに困る。これが一番損です。
まとめ
旭川を拠点に1週間走ると、燃料代はおおむね1万円から1万5千円程度。クラスによる差は5,000円弱で、レンタカー料金の差ほど大きくありません。燃費を理由に小さい車を選ぶより、人数と荷物に合った車で快適に走るほうが得です。
節約したいなら、市街地で給油する、急のつく操作を避ける、返却前の給油は店の近くで。ただし、安さのために給油を先延ばしにするのだけはやめてください。
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